心理戦略について

偽装質屋の利用者に年金受給者が多いのは、年金受給者というターゲットに絞り込んだかのような偽装質屋の戦略が成功しているためです。

 

まず、偽装質屋でお金を借りたとします。少ない年金の中から返済していけば、当然ながらやがてお金が足りなくなるのは火を見るより明らかです。

 

普通のヤミ金でしたら、ここですごんで取立てをするところでしょう。家に押しかけたり家財道具を勝手に持ち出したり。ただし、そのようなことをすれば住居侵入や脅迫、窃盗の罪に問われかねません。

 

偽装質屋の場合、そこでさらにお金を融資するのです。年金受給者からすれば、「お金に困っていた時にお金を貸してくれるなんて、なんて優しいんだ」と思うことでしょう。しかしこれこそ、偽装質屋の手口なのです。

 

お金に困る原因を作ったのは、ほかならぬ偽装質屋。偽装質屋は返済に困った年金受給者を見るや、優しく相談に乗るふりをして再び融資を受けさせます。

 

これができるのも、偽装質屋が年金を「人質」にとっているから。年金手帳と年金が振り込まれる銀行口座、そして口座の印鑑の3点セットを、偽装質屋は年金受給者から預かっています。これがある限り、2か月に1回の年金支給日に確実に取立てができるのです。

 

偽装質屋はお金を借りられない方や、支払いができないなどの借金返済ができない場合に利用をしてしまうケースが多いです。それでは益々お金がなくなってしまうので、偽装質屋は利用すべきではないのです。